賃貸マーケットデータファイル

【2010年6月末時点 都心5区サマリー】

 都心5区(中央区、港区、渋谷区、新宿区、千代田区)内の賃貸マンション募集坪単価は、5月末時点同様、依然現状維持傾向が強いものの、徐々に下落傾向が目立ちはじめている。一方で、同区内の賃貸マンション成約坪単価は、千代田区を除く4区にて現状維持、若しくは上昇する結果となった。

【2010年6月末時点 都心5区概要】

◇平均募集賃料 前月比について
 2010年5月以降、2ヶ月連続で前月比200円以内と安定推移(資料1)。しかしながら2010年1月から6月までの上半期の募集坪単価の動き(資料2)を見ると、都心5区全てで募集坪単価が下落しており、大きな動きは少ないものの全体を通じて厳しいマーケット状況にあることがわかる。
 募集坪単価における現時点の最大の関心事は、10月の転勤や異動等に伴う賃貸マンション需要に対して、マーケット全体がどのように動くか、である。9月の需要期終了後から年末にかけて、賃貸マンションに対する需要が大幅に下落する為、2010年最後の需要拡大期においてどの程度まで坪単価が回復するか、逆にどの程度までしか回復しないか、が注目である。
 早い物件では7月中から募集坪単価見直しや、新たなキャンペーン設定の動きが活発化しており、8月のお盆時期前後には、マーケット全体で大きな動きが出てくることが予想される。近隣の競合物件の動き等も含め、マーケット全体を凝視していく必要がある


◇平均成約賃料 前月比について
 2010年6月の対前月比において、港区、渋谷区では5月の下落に伴う反動の動きが見られる一方、千代田区では4ヶ月連続で成約坪単価が下落状況となった(資料3)。また2010年1月から6月までの上半期の動き(資料4)をみると渋谷区、千代田区で下落となる一方、中央区、港区、新宿区では僅かながら上昇傾向にあり、区によって大きな違いが出る2010年上半期であった。
 またマーケット全体が大きく下落傾向にあった2009年は、需要期・閑散期を問わず、年間を通じて成約坪単価が下落傾向にあった。一方、2010年上半期は、成約坪単価の上昇下落に対して反動の動きが見られるようになり、僅かではあるが底堅さが感じられる。ただ成約坪単価が数カ月連続で上昇する等の力強い動きは依然見られず、引き続き厳しいマーケット状況下が続くことが予想される。

資料1:都心5区 募集坪単価 前月比
資料2:都心5区 前月比募集坪単価(エリア別)
資料3:都心5区 成約坪単価 前月比
資料4:都心5区 前月比成約坪単価(エリア別)

出典:リーシング・マネジメント・コンサルティング調べ

上記のデータは、賃貸マーケットデータファイル エリア版をもとに作成しております。
 ☆1エリア:3万円~(税別)
 ☆納期:約10日 / 例えば、2010年7月末日データを8月10日頃に納品いたします。


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